wordcamp2014の覚書きと感想

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先日、WordPressのフォーラムに行ってきたので、ごく簡単に記録しておきます。

総括

WordPressは、ブログやCMSとしてではなく、アプリのフレームワークとして利用する割合が増えてきているそうです。背景には、さまざまな用途に使えるAPI提供が進んでいること。今後も新しいAPI提供が予定されているそう。AWSと組み合わせてかなり複雑なことができるらしいです。

詳細

 

セキュリティ

  • セキュリティに関する講演は超満員で、やはりユーザのセキュリティ意識は高い様子
  • バックアップサービスは、月五ドルで有料だが、VaultPressが簡単でおすすめらしい
  • アイパス認証を繰り返してサーバーダウンさせるBruteForceという攻撃が流行っている→WordPress内では対応できないので、サーバーレベルでIP除外する必要がある
    →悪意あるユーザのIPリストを共有する、BruteProtectというプロジェクトが進んでいる。

WordPressの展望

  • 様々な種類のAPIの提供が進んでいる。
  • アプリのプラットフォームとして利用される割合は2013年時点で7%。これからどんどん増える。
  • データのやりとりは、汎用性が高いJSONが一般的。

周辺ツール

  • 簡単にEコマースサイトを作れるプラグイン「WooCommerce」
  • 海外ではECサイトのかなりのシェアを占める
  • 使用自体は無料。ポイントシステムなどのアドオンが有料だが、5000円/1機能もあり、決して高くない

AWS

  • AWS上に、Apacheの100倍早いWP環境を1クリックで作れる、AMIMOTOというサービス。
  • NginxChacheやWPBoosterといったおすすめプラグインが最適化された状態で使える。(いわゆるVagrantの物理版みたいなものかな?)
  • ビッグデータのリアルタイム可視化など、パワーが要る処理を行う際は、AWS Kinesisというサービス一択らしい。twitterで流れる情報を即時に集計して表示、といったデモがありました。

感想

初心者の私には難しく感じることが多かったです。ただ二年前に、WordPressに触ってもいない状態で行った時よりは、わかることが増えていました。

私はGitをガリガリ使ってるのですが、その辺のお話がないのは不思議でした。(当然すぎるのか、旬を過ぎてるのか、一般的じゃないのか?)PHPアプリケーションのプラットフォームとして利用するのなら尚更、Gitと連携すると良いことがありそうです。

また、WordPressでPHP開発する際は、最初の一歩としてvar_dumpを使いこなせるようになると良い、という話を聞いたので、ちかぢか試してみようかな、と思います。