IT系の用語集
IT業界にいると、初めて聞く単語がMTGで飛び交うことも少なくありません。
「なんすかその単語」と思いつつ、表面上だけ分かった振りをしつつ受け流すこともしばしば。
そうした難しい単語を集めた私的な備忘録でございます。
名称 概要
詳細
リバースプロキシ 特定のサーバの代理として、そのサーバへの要求を中継するプロキシサーバ。 代行されているサーバにアクセスしようとしたユーザは全てリバースプロキシを経由することになるため、サーバが直接アクセスを受けることはなくなる。通常のプロキシとは逆向きに動作するのでリバースプロキシと呼ばれる。セキュリティ向上にも一役買う。
API 外部DBを読込むためのインターフェイス仕様のこと 近年は、外部のデータを参照する仕組み自体をAPIと呼ぶことも多い。
冗長化 サーバが一定の負荷にも耐えられるよう処理をすること 例えばCPUの処理能力を超えてもシステムがダウンしないようにすること。たとえば主系と副系で2系統のシステムを用意し、主系が落ちた際に副系統で処理を生き返させる、といった方法がある。
仮想化 ハードで構成していたシステムをソフトウェアで実現すること ハードで構成していたシステムをソフトウェアで実現すること。CPUやメモリ、HDD等はこれまでハードウェアとして独自に存在し、それを組み合わせてシステムを構成するのが普通だったが、それらを例えば大規模な一台のクラウドサービスないでソフトウェアとして実現することが可能になっている。
ZENDFRAMEWORKS PHPの技術の一つ 近年では古い技術と呼ばれているらしい
JSESSIONID J2EEを使用したセッションIDを表すパラメータ セッションIDを示すHTTP Cookieの名称。JAVA2の規格なので、JAVAのプラットフォームでは正しく動作しない。
ロードバランサ サーバの負荷分散装置 主系がダウンした際に副系に処理を流す、といった対応も可能。ハードは高い。
APサーバ アプリケーションを動かすサーバ
DBサーバ データベースを格納するサーバ
SSL Secure Sockets Layer データを送受信する一対の機器間で通信を暗号化し、中継装置などネットワーク上の他の機器による成りすましやデータの盗み見、改竄などを防ぐことができる。SSL 3.0の次のバージョンから名称が「TLS」(Transport Layer Security)に変更されたため、現在広く利用されているのは正確にはTLSの方だが、SSLという名称が既に広く定着していたため、実際にはTLSを指していてもSSLと表記したり、「SSL/TLS」「TLS/SSL」などと両者を併記したりすることが多い。
DSR Direct Server Return クライアントからのリクエストパケットはロードバランサを通って、戻りパケットはロードバランサを介さずにクライアントに戻る、という方式。
keepalived
VIP(仮想IP)
RPM RedHat Package Manager Linux。米Red Hat社が開発したアプリケーション・パッケージの管理方式。パッケージとは、ソフトウエアの本体やライブラリ、設定ファイルなどをセットにした一つのファイルである。
CPUのアーキテクチャごとに、コンパイル済みの実行ファイルなどをパッケージ・ファイルとして配布することが多い。
RDBMS relational database management system リレーショナルデータベースを管理するソフトウェア。テーブルにデータを出力する。有名なのはOracleやAccess。近年ではMySQLやPOSGRESQLなどのオープンソースのRDBMSが使われている例も増えているらしい。
handshake 通信手段の一つ 確実にデータが伝達されたかを確認しながら行なわれる通信手段送信側がデータを送出し、その合図としてレディ信号も送出する。受信側はそれを受け取った合図としてストローブ信号を送出する。そしてストローブ信号を元に戻すと送信側は正常な伝達が行なえたと判断し、一旦レディ信号を戻して、次のデータの送出を行なう。
CGI Common Gateway Interface サーバー側で動的処理を行う仕組み。むかし良くあったアクセスカウンタなどが該当。
ASP Application Service Provider アプリのレンタルシステム
Iaas Infrastructure as a Service サーバー、CPU、ストレージなどのインフラをサービスとして提供する
Paas Platform as a Service アプリケーションを稼働させるための基盤(プラットフォーム)をサービスとして提供する。Iaasにミドルウェアを加えたもの。
SaaS Software as a Service アプリケーション(ソフトウエア)をサービスとして提供する
middleware ミドルウェア OS上で動作し、専門的な処理ではあるが共通して使用する機会の多い処理や機能を提供するソフトウェア。データベース管理システムやアプリケーションサーバーが該当する。
アプリケーション
SLA Service Level Agreement サービスを提供する事業者が契約者に対し、どの程度の品質を保証するかを明示したもの。通信サービスやホスティングサービス(レンタルサーバ)などでよく用いられる。
guest OS 仮想マシン上のOS コンピュータ上に別のコンピュータ環境を用意する「仮想マシン」環境で、仮想マシン上で動作しているOSのこと。
例えば、FreeBSD上で仮想マシン構築用のソフトウェアを動作させておき、作成された仮想マシン上でWindowsが動作している場合、FreeBSDがホストOS、WindowsがゲストOSになる。
バッチ処理 一定期間(もしくは一定量)データを集め、まとめて一括処理を行う処理方式。または、複数の手順からなる処理において、あらかじめ一連の手順を登録しておき、自動的に連続処理を行う処理方式。
企業における売上データや受注データの集計処理など、一定期間ごとに大量のデータを集めて処理する場合に有効な処理方式である。
シェルスクリプト 複数の処理をまとめて行う(バッチ処理)ときに使われる、OSのシェルが直接解釈・処理できるスクリプト。
SSH Secure SHell シェルの一種。主にUNIXコンピュータで利用される、ネットワークを介して別のコンピュータにログインして操作するためのソフトウェアの一つ。通信経路が暗号化されるため、インターネットなどを経由しても安全にアクセスすることができる。
kernel OSの基本機能 OSの基本機能を実装したソフトウェア。OSの中核部分として、アプリケーションソフトや周辺機器の監視、ディスクやメモリなどの資源の管理、割りこみ処理、プロセス間通信など、OSとしての基本機能を提供する。追加機能や周辺機器の制御ソフトウェア(ドライバ)などをモジュール化して、後から追加できるようになっている。カーネルを操作するのがShell。
Shell カーネルを操作するシステム ユーザの操作を受け付けて、与えられた指示をOSの中核部分に伝えるソフトウェア。キーボードから入力された文字や、マウスのクリックなどを解釈して、対応した機能を実行するようにOSに指示を伝える。WindowsではExplorerやコマンドプロンプトが、Mac OSではFinderが、UNIX系OSではbashやcshなどがシェルにあたる。
RASIS サーバー構成のフレームワーク 信頼性・可用性・保守性・保全性・機密性
VRRP プロトコルの一つ ルータの多重化を行うためのプロトコル。VRRPに対応した複数のルータを1つのグループに所属させ、通常はそのうち1つのルータが通信を行うが、そのルータが障害を起こした時に同グループに属するルータが自動的に通信を受け継ぐ。同一グループで通信を行うルータは1台に限られるが、1つのルータが複数のグループに所属することもできるため、設定によって負荷分散を同時に実現することも可能。
サーバー・インスタンス 仮想マシンの単位 仮想マシンの単位。例えばWEBサーバーで本番系と副系統の2系統を管理している場合、「インスタンスは2個ある」という状態。
インスタンス 値のこと クラスに対応する概念。クラスが「名前」「年齢」「性別」だとすると、インスタンスは「田中」「20」「男性」といったものになる。
Scala 言語の一つ スケーラビリティ(拡張性)に優れているのが特徴。ツイッターやチャットワークで採用されている。
Redis
Radius
UUID
Snowflake
JVM
ライブラリ
Play
Broadcast
websocket
myroomid
ChatUnitController
UnitCast
Slick
Actorシステム
bash shellの一つ Bourne Again shellの略称。UNIX系OSで標準的に使われるシェル。GNUプロジェクトの一部として開発が進められ、オープンソースソフトウェアとして公開されている。
UNIX OSの一つ C言語というハードウェアに依存しない移植性の高い言語で記述され、またソースコードが比較的コンパクトであったことから、多くのプラットフォームに移植された。UNIX系OSとして語られるのは、BSDやLinuxなど。
s3 Amazonのホスティングサービス 静的化したサイトを安く安全に管理するのに有用らしい
RPM revolutions per minute RedHat社が開発した、ソフトウェアのパッケージ管理システム。「rpm」というコマンドで操作する。同社のRedHat Linuxで使われていたもので、他のLinuxディストリビューションにも採用が広がった。RPMでパッケージ管理を行うディストリビューションを「RPM系ディストリビューション」などと呼ぶことがある。