仕事における効率化の落とし穴

仕事における効率化について考えてみました。

仕事における効率化とは何か?

そもそも仕事とは、事業を行うことです。

では事業とは何かというと、理念の目的を体現した目標を達成することです。

ですから、仕事における効率化とは、「いかに事業の目標を効率的に達成するか」といいかえられます。

また、効率とは「より少ないコストで目標達成すること」と言えますから、

仕事の効率化とは、「より少ないコストでゴールを達成できるようにすること」と定義できます。

さらに、コストとは

  • 時間

などいろいろな観点がありますが、ここでは時間に絞って議論したいと思います。金銭コストは、所要時間が減ることで減るので。

以上より、仕事の効率化とは、「より短い時間で事業目標を達成すること」と定義することとします。

では、どのようにして、いかに仕事の効率化(短い時間で事業目標を達成すること)を行うか?

より短い時間で目標を達成するには、

  • より速く走る
  • より短い道のりを行く

という2つの観点があります。

効率化というと前者の観点ばかりが強調されますが、実は後者も重要です。たとえ速く走れるようになっても、進む道を間違えれば、早く間違った場所にたどり着いてしまうだけです。

こうなってしまうと、業務効率化が、事業目的達成の障害、「落とし穴」になってしまいます。

もちろん、いかに最適なルートを導き出しても、走るスピードが遅くては、いつまでたってもゴールにはたどり着きません。事業目標を効率的に達成するためには、ルート選びと走る早さを両立するバランス感覚が必要なのだと思います。